映画『薄墨桜 牙狼』感想

映画『薄墨桜 牙狼』公式サイト

私だ
本日公開見てきたぞ
入場者プレゼントは入場者特典 アニメ牙狼 クロスオーバードラマCD
1週目:10月6日(土)〜10月12日(金)は、
第一話「紅雷」朴?美×釘宮理恵
2週目:10月13日(土)〜10月19日(金)は、
第二話「宿命」中山麻聖×関智一×鵜殿麻由
3週目:10月20日(土)〜10月26日(金)は、
第三話「 心闇 」浪川大輔×島粼信長
が貰えます
3回見に行かないと全部揃わないのかよ!

あらすじ
ある満月の夜
一人の盗賊が高貴な女性を斬りつけ検非違使に取り囲まれる
斬りつけられた女性は火羅に姿を変え、検非違使達を襲う
駆けつけた雷吼、金時、星明によって火羅は退治されたが、
盗賊は逃げてしまっており、雷吼は何者かの視線を感じつつその場を去る
都から少し離れた場所にある枯れた桜の古樹に辿り着いていた盗賊
ある目的のため人を斬って陰我を重ねてきたという盗賊は、
古樹から伸びた蔦に覆われ洞の中に引きずり込まれてしまう
すると古樹は蘇ったかのように花を咲かせ始めた
番犬所に呼ばれた雷吼達は内職で作った扇子を店に卸すがてら番犬所へ向かうが、
その道中に出会った一人の女性に請われ、扇子を1つ売ることに
雷吼はその女性に以前出会ったことがあるような気がした
番犬所の指令はあの桜の古樹の調査だった
名を薄墨桜といい、祟り神・菅原道真に縁あるこの桜はかつて落雷にあい、
それが原因で都が炎に包まれたことがあるという
薄墨桜は菅原道真の呪いによって火羅となったが、
魔戒騎士や法師によって封印されたという
もし薄墨桜が復活したのなら再び封印しなくてはならない
雷吼達は調査へ向かう
薄墨桜は確かに邪気を発しており、
洞の中で養分を吸われて変わり果てた盗賊の姿も確認できた
薄墨桜の根に襲われ苦戦する雷吼達は扇子を買った女性=明羅に救われる
明羅は魔戒法師だったのだ
薄墨桜の暴走の原因は盗賊と判断した雷吼だが、
盗賊はまだ生きていると明羅から教えられ、
どんなことがあっても人を斬ってはいけない掟のため一時撤退を余儀なくされる
一息つく雷吼達であったが検非違使に包囲されてしまう
明羅は藤原道長お抱えの陰陽師で、雷吼達に謀反の疑いありと偽の情報を流したのだった
人を斬れない雷吼と従者の金時は為す術もなく捕らえられ、星明だけが逃げ延びた
何らかの策謀を感じた星明は雷吼達の救出を頼信に託し、一人薄墨桜へ向かう
待ち構えていたのは明羅
明羅は道長に対して深い恨みを持って死んでいった両親の仇を討つべく、
一族と関わりのある菅原道真が残した薄墨桜を火羅化して利用しようとしていた
そのために雷吼達が邪魔だったのだ
そして生きながら火羅の養分になることを選んだ盗賊は、
明羅の弟=時丸だと明かされ、星明と明羅の戦いが始まる
その最中、薄墨桜が変容を始める
薄墨桜の傍にはかつて菅原道真が主思いの家来へ送った土人形が埋められており、
その土人形依代として道真の怨霊をも呼び出し、桜に憑依させていたのだ
明羅が密かに道長につけていた桜の印が巨大な火羅を光宮へ導く
頼信は検非違使を蹴散らして金時を救うも、桜の花びらから具現化した土偶型の火羅に苦戦
頼信と金時は身を挺して雷吼を守る
薄墨桜によって都は炎に包まれ、土偶が人々を襲う
何とか食い止めようとする星明
そこへ、頼信と金時を抱えた雷吼が漸く駆けつける
牙狼の鎧を召還した雷吼と魔法衣を纏った星明が薄墨桜へ挑む
しかしその歩みを止めることはできず、とうとう道長の元へ辿り着かせてしまう
道長と明羅の間に割って入る雷吼
例え道長が外道でも守りし者としてどんな人間も守らなくてはならない
道長も天下を治めるにはどんな恨みも背負う覚悟があると怨念を超えるような気迫を見せた
薄墨桜は道長を潰そうとするが突如動きが止まってしまう
時丸の命が尽きてしまったのだ
明羅は新たな生け贄としてその身を薄墨桜に差し出すと、薄墨桜は更に巨大化する
再び薄墨桜に挑む牙狼と星明だが剣は歯が立たず、決壊も易々と破られる
そこへ魔導馬に乗った保輔=袴垂が駆けつけた
番犬所の指令で遠い九国の地で火羅と戦っていた袴垂は、
1度入ったら出られる保証のない魔界を通ってきたのだ
牙狼と斬牙が薄墨桜へ挑む間、
星明はかつて法師が命を賭けて桜を封印した時に使ったという槍に魔導力を込める
手を貸そうと頼信と金時も槍を握ると錆びた槍が復活
投げ渡された槍を牙狼と斬牙が共に握ると槍が巨大化、薄墨桜を切り裂いた
薄墨桜から腕が抜けなくなった牙狼は斬牙に腕を切れと頼むが、
斬牙の魔導馬に蹴り落とされることで腕を切らずに生還するのだった
明羅と時丸は穏やかな表情で光の中へ消えていき、
気迫の道長が都を乱す者に見えた検非違使長は道長を罪人として都から外へ護送する
雷吼達はまた扇子作りの日常へ戻っていった
終わり

TVシリーズのどことも後とも限定されていないお話でした
まあ保輔が袴垂になって斬牙の鎧召喚できてる上に、
魔導馬乗れるようになってるんでTVシリーズより後だと思いますが
PG12指定ということでTVシリーズよりもエログロ描写がストレートになってますね
序盤でホラーになった女性の乳首とか養分吸われて干からびた時丸くらいでしたが
作画、アクション、CGは抜群によかったですね
TVシリーズは折角桂正和先生をキャラデザに起用したのに作画が崩れて意味なかったけど、
今回は本当によかった
脚本は井上敏樹氏から小林靖子さんになりましたがキャラ変わった人物は特におらず、
雷吼・星明・金時の日常パートは相変わらずほのぼのしてて面白かった
星明のツンデレぶりがちょっとパワーアップしたような気もしたけど
頼信と金時抱えて星明のピンチに駆けつけた雷吼かっこよかったなあ
BGMがTVシリーズみたいな西部劇風で
明羅と時丸は悲しい姉弟だったなあ
稲荷は相変わらず胡散臭かったなあ
道長は相変わらず憎たらしかったなあ
ざまあと思ったけど罪人としてちょっと都を出されたくらいじゃ済まないよな
劇中で道長に文句言った位の高い人が捕らえられて都を追い出されるんだが、
家族の命の安全だけは約束したのに「禍根は断つ」と家来共々皆殺しにさせる道長マジ外道だった
菅原道真の声は土師孝也氏で、九国の番犬所からきたフクロウは関智一氏でした
アニガロは劇団みたいなもんだから同じような人が別の役を持ち回りするからね仕方ないね
菅原道真の怨念が憑依した薄墨桜やべーやつだったな、使徒ホラークラスだったんじゃないか?
昔薄墨桜を封印したという騎士や法師の鎧や衣装が古代風で興味深かった
兎角TVシリーズの不満を解消してくれる出来映えなので、
紅蓮の月微妙だったなーと思ってた方も劇場で是非