ぶ・ろん・そん

北斗の拳 秘話「おまえはもう知っている」

私だ
◆原作者・武論尊さん、鳥取で講演
北斗の拳」などで知られる漫画原作者武論尊(ぶ・ろん・そん)さん=写真=が18日、
鳥取市の県立図書館でトークショーを開き、ファンら約90人とふれあいますた
意外な制作秘話も飛び出し、会場は熱気に包まれますた
北斗の拳」は1983〜88年に「週刊少年ジャンプ」で連載
核戦争後の無法化した世界を舞台に、暗殺拳法「北斗神拳(しん・けん)」を伝承するケンシロウらの闘いを描きますた
決めぜりふの「おまえはもう死んでいる」はブームを巻き起こしますた
武論尊さんは、テレビアニメのテーマ曲「愛をとりもどせ!」が流れるなか、登場
ファンは拍手と歓声で迎え、次々に明かされる裏話に聴き入りますた
ケンシロウの胸にある七つの傷は、はじめは設定を考えずに「ファッションとしてつけていた」といいます
「週刊連載だから、先のことは考えず、その場しのぎでやっていた。
作り手が先を読めなければ、読者が読めるわけない。だからみんながはまってくれた」
また、有名な断末魔のせりふが生まれた経緯も披露
ひでぶ」は、武論尊さんの原作では「ひでえ」と書かれていたが、作画を担当した原哲夫さんが漫画にする際に変えたといいます
「おもしろいんで、『あべし』や『たわば』は狙ってつくった。ストーリーが過激だから、笑いで救わないとただ残虐になる。
残虐と爽快感は紙一重。そこはかなり注意してやっていた」と振り返りますた
トークショーの後は、クイズ大会や質問コーナーでファンと交流
「こんなに話したのは初めてで、素っ裸になってしまった。
あまり姿を見せちゃうと神秘性がなくなる。でも、少しは楽になったかな」と照れていますた

武ーさんはやっぱ酒入ってないと照れが出てしまうんだろうなぁ