GODZILLA 決戦機動増殖都市 感想

<全三部作:第二章>アニメーション映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』OFFICIAL SITE

私だ
本日公開見てきたぞ
人類勝ったと思ったら絶望の淵にたたき落とされた前作の続きだよ!
入場者プレゼントはなし
以下ネタバレ
前作で気を失い原始的な家で目を覚ますハルオ
助けてくれたと思わしき少女を追い外に出ると、
谷には大気を覆う毒霧が降りてこないため息が吸える
逃げる少女は諦めて揚陸艇の信号発信地へ向かおうとすると、
散り散りになっていた仲間達と遭遇
仲間達は少女と交戦中で、ハルオ共々少女の仲間達に捕まってしまう
少女達=フツアの民は地下に広大な王国を築いて生き延びた種族でした
地上の大気にもある程度耐えられるように進化したようで、
皮膚は昆虫の鱗粉のようなもので覆われおり、
ハルオ達はこの鱗粉を傷口に塗られて助かった模様
言葉はイマイチ通じないが学習能力は高いっぽい
体格は宇宙に逃げた人類より小さいなあ
小さく進化したことで生き延びたというところでしょうか
長老らの待つ巨大な石碑の前に案内されるハルオ達は、
双子の少女=マイナとミアナや長老達の言葉を直接脳内で聞くことに
「フツアの神もゴジラに敗れ、今は卵を残すのみ」
双子の巫女、原住民、虫のような壁画、神、残された卵…あっ(察し)
300mのゴジラはかつて地球を襲った個体と同一であるとほぼ確定
2万年かけて進化したのね
地球もゴジラを生物の頂点と認め、
他の生物はゴジラを模倣することで生き延びた模様
つまり地球上の全ての生物はゴジラの亜種
前作では惑星を支配する人型の行き過ぎた技術進化とそれに伴う環境破壊が原因で怪獣が出現、
やがてゴジラが全てを滅ぼして浄化というような解釈でしたが、
どうも人に取って代わって地球を支配し汚染しているに過ぎないという解釈になったようで
前作の戦術が有効だと確信するハルオは今が地球を取り戻す最後のチャンスであると、
母船から来た救助部隊には地球に留まることを告げ、殆どの隊員が残りました
前作で倒したのはゴジラ・フィリウス
フィリウスとはラテン語で息子
ゴジラの息子…ミニラかよ
一方、ビルサルドの指揮官ガルグはフツアの矢じりやナイフに、
自律思考金属体=ナノメタルが使われていることに気付きました
これはかつて起動寸前で破壊されたメカゴジラを構成する物質と同じ
開発プラントは残っているとみて一行は富士山麗へ向かいます
残 っ て ま し た
残ってるどころか開発プラントは2万年かけて1つの巨大都市=メカゴジラシティに増殖してました
メカゴジラの頭部が奇跡的に生き残っており、
ゴジラを殺す」というプログラムを実行し続けてました
セルヴァムとかゴジラの亜種生物を殺してナノメタル化して取り込んでたのね
プラント内部に入る一行はかつて逃げ遅れて人々の遺体がナノメタル化しているのを目撃
人間でも遺体になると取り込まれるのか
早速シティを要塞化しパワードスーツをベースに機動力と火力を強化、
更に飛行能力も加えたヴァルチャーを開発するビルサルドの面々
いつになく嬉々としちゃってるのが逆に不安なんですが…
メトフィエスがかつてプラントにあった部屋を復元して欲しいと頼んできた
なんでもエクシフの宗教に使う神器を直すそうだが、あやしい
シティに入ってからフツアに治してもらった傷口がうずくハルオ
フツアに助けてもらった他の隊員も同じく体調不良を訴え、
シティの外に出ると回復するらしい
マーティン曰く、ナノメタルとフツアの鱗粉が相性悪いそうな、ふーん
超巨大ゴジラゴジラ・アースの殲滅作戦
誘導して罠に落とし、更にシティ内部へ誘導
砲台による一斉砲撃で背びれを破壊
シールドが消滅したところに巨大な銛型兵器を打ち込んで、
体内でエネルギーをオーバーロードさせて爆発させるというもの
しかしいち早くゴジラ・アースがこちらに気付き、
遠距離から熱線発射
背びれから発生したエネルギーが鼻先に収束して細く撃ち出す独特な熱線ですね
シティはナノメタル粒子を散布して熱線を拡散させ防御
モスラの鱗粉みたいだな
パワードスーツは不足しており、誘導役のヴァルチャーは3機しかねえ
ということでヴァルチャーのテストを行ったユウコ、ビルサルドのベルベ、指揮権のあるハルオが出撃
指揮官が最前線に出るなよという突っ込みはごもっともだが、
ビルサルドと人間で言い争いになって不安を抱く隊員達がいたので、
ハルオがあえて出ることで安心させたかったらしい
生物の頂点に立つ者がゴジラと呼ばれるなら我々人型種族こそその名を冠する者になるべき
っていうビルサルドの考え方が行き過ぎてるよな
打倒ゴジラのためにナノメタル化してシティと融合するビルサルドの志願者までいたし
まあなんだかんだで頑張ってシティ内部まで誘導
ポスタービジュアルのあばら骨みたいなのはゴジラを誘い込む堅牢な通路で、
無数の頭部に見えたのは砲台でした
背びれを破壊して銛を打ち込むと動きが止まり身体が真っ赤になるゴジラ・アース
やったか!?
銛型兵器が十分な数揃えられなかったので今一歩倒しきれねえ
ドンドン高熱になっていくシティから逃げる隊員達
ヴァルチャーが銛になって特攻すればということになったが、
それには1つだけ弱い箇所を克服しなければならない
それは生身の肉体であるパイロット
ガルグは自分も含めてハルオ達を強制ナノメタル化
しかしハルオはナノメタル化しない
宮野真守キャラはメタル化に縁があると思ったらそうでもなかった(劇場版ガンダム00的に考えて)
フツアの鱗粉がナノメタル化を防いでいたのでした
ちゃんと伏線になってた
しかしハルオに助けを求めながらナノメタル化していくユウコ
フツアを退化していると見下し、エクシフのような宗教にすがることを否定するガルグ
人らしい感情を捨てるのは進化ではないと説くメトフィエス
それぞれの言葉を思い返したハルオは…
ユウコ機を救い、シティの作戦室をガルグごと攻撃するのでした
(ノ∀`)アチャー
作戦室が破壊されたことにより制御を失ったベルベ機は墜落して爆発
バーニングゴジラ以上に真っ赤なゴジラ・アースは再び動き出し、
熱線でシティをなぎ払うのでした
ヴァルチャーのコクピットからユウコを引きずり出すハルオ
しかし半分ナノメタル化したユウコの意識は戻らず、
その目からはナノメタルが混じったような一筋の涙がこぼれ、
ハルオはただただ慟哭してエンド
会議シーンや解説シーンがやたら長くてちとダルいのと、
戦闘シーンはクライマックスに集中してるのは前作同様
しかし迫力は前作よりアップしていたので楽しめました
ゴジラの足音とか咆吼とかヴァルチャーの飛行音とか、
映画館ならではの音響がすごかったですね
私は副題的にメカゴジラ出てきて戦うベタな展開はやらないんだろうなと覚悟してたけど、
ゴジラメカゴジラの戦いを見たかった人には期待っぱずれかも知れません
トランスフォーマーメトロフレックスよろしくシティからロボに変形なんてしなかった
パンフレットにメカゴジラの全身図が載ってますんで眺めてお鎮まりください
劇場販売グッズのマグネットにもなってますし、
プレミアムバンダイでソフビも出ますんで
なんならレディプレイヤー1にどの世代とも言えない感じのやつ出てきますんで
アニゴジって怪獣モノとしてのツボは敢えてはずしてくる作風なんだなと前作と本作見て分かった気がします
ヴァルチャーも怪獣モノのメカって感じじゃないよな、シドニアの騎士の衛人っぽい
ビルサルドは今回でほぼ全滅かな
ガルグはハルオならビルサルドの考えに同調してくれると思ってて、
ユウコも言い争いの時に「言葉の通じないフツアよりビルサルドのほうが信用できる」
みたいなこと言ってたから強制ナノメタル化しても文句ないと思ったんだろうか
結局ナノメタルが増殖して地球を覆い尽くしたらゴジラと変わらないじゃんねっていう
なんかエクシフの計画通りな悪寒がするのう
EDはXAIの「THE SKY FALLS」
ED後、ラストシーンをもう一度やった後にメトフィエスの数々の言葉が繰り返され、
ハルオにだけこっそり明かしたエクシフの母星を滅ぼしたという怪獣の名が我々にも明かされます
ギ ド ラ だ
金色の三つの竜が交わるキービジュアルと共に、
GODZILLA 星を喰う者、2018年11月公開の告知ががが
最終章はやっぱりキングギドラかー
前売券は今日から発売、特典はクリアファイルです
ゴジラ、ギドラ、人型種族
どうすんだろうね、共闘はあり得なさそうだし
今回も前作でハルオが立案した作戦をベースに展開していいところまでいったが、
ゴジラ・アースもいい加減学習したろうからもう次は罠に引っかからないだろうなあ
銛型兵器やヴァルチャーの数が不十分なのに調子に乗ったビルサルドが、
半ば強引に作戦推し進めてなければねえ
ふう…また絶望のまま半年待たなくてはならぬ